グアテマラ共和国は中米の国で、太平洋とカリブ海の両方に面する。海岸部を除くと、グアテマラは大部分が山地からなる。気候は熱帯性で気温が高いが、高地は熱帯性ながら温順な気候である。

(2) ダムの概要

グアテマラ共和国の全ダム数は4ダムである。全ダムが高さ15ｍ以上であり、その内2ダムは高さ30ｍ未満である。また、ダム型式は重力式ダムが3ダム、ロックフィルダムが1ダムである。

この国の水力による発電出力は300MWである。

この国では1960年から1990年までの30年間に3ダムが竣工しており、1990年以降は建設されていない。

(3) 代表的ダム

最大のダム高さは1983年完成のPUEBLO VIEJOダムで130ｍ、堤頂長230ｍのロックフィルダムであり、その総貯水容量は460百万m3である。なお、このダムは300MWの発電に利用されている。２番目は1927年完成のSANTA MARIAダムで高さ31ｍ、堤頂長68ｍ、総貯水容量20万m3の重力式ダムである。