世界のダム/ヨーロッパのダム
ポーランドのダム事情
ポーランド共和国(Republic of Poland)
1.面積 32.3万km2(日本の約5分の4)
2.人口 約3,830万人
3.首都 ワルシャワ(約164万人)
4.民族・人種 ポーランド人(人口の約98%)
5.言語 ポーランド語
6.宗教 カトリック(人口の90%以上)
7.国旗 国旗
8.ダムに関する記事 (1) 国土・気候風土の概要

ポーランド共和国は、中欧または中東欧の国であり、北側はバルト海に面している。ポーランドにある9,300の湖のほとんどが北部に集中している。南部を除き国土のほとんどが北ヨーロッパ平野であり、この平均高度は173 mである。南部にはポーランドで最も高いリシ山(標高2,499 m)がある。南部の国境近くにはカルパート山脈(タトラ山脈を含む)やリーゼンゲビルゲ山があるズデーテン山地がある。

バルト海に面した北西部は温帯気候であるが、東部や南部の山岳地帯では、冬季の間は河川が凍結する冷帯気候となる。降水量は平均しており、季節による変動が少ない。

(2) ダムの概要

ポーランド共和国の全ダム数は69ダムである。高さ15m以上のダムは42ダムあり、その57%は高さ30m未満である。また、全ダムの71%はアースダムである。

この国の水力による発電出力は1,881MWである。

この国では1970年から2000年までの30年間に25ダムが竣工しており、2000年以降の建設は1ダムと少ない。

(3) 代表的ダム

最大のダム高さは1968年完成のSOLINAダムで82m、堤頂長646mの重力式ダムであり、その総貯水容量は4.74億m3である。なお、このダムは200MWの発電に利用されている。2番目は1912年完成のPILCHOWICEダムで高さ69m、堤頂長270m、総貯水容量54百万m3の重力式ダムである。これも8MWの発電に利用されている。

9.JCOLDで紹介したダム  
※本データ及び記事に関しては、以下の資料を引用している。
・外務省ホームページ各国・地域情勢(2006年)
・World Register of Dams 2003
・ウィキペディアフリー百科事典
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