目的／ダムタイプ

発電(P)／コンクリート式アーチダム

堤高／堤頂長／堤体積

83m／122m／55千m3

総貯水容量／総湛水面積

71万m3／31.7万kW

事業主体

P.T.インドネシ　アアサハンアルミニウム　アサハン開発公社

完成

1983年

関連
企業
・
政府
機関

本体
施工

土木

大成・間ＪＶ

鉄構・鉄管

IHI（ｽﾋﾟﾙｳｴｲｹﾞｰﾄ､水路取水ｹﾞｰﾄ）､日立造船･酒井JV(水路ﾍﾟﾝｽﾄｯｸ)

電気

三菱･日立JV(ﾀｰﾋﾞﾝ､発電機)、三菱(ｽｲｯﾁﾔｰﾄﾞ機器)

コンサルタント

東電設計・日本工営

資金リソース

国際協力銀行（円借款）

●計画概要

本プロジェクトの電力部門は、アサハン川の水力を２つの発電所（シグラグラ発電所244ＭＷとタンガ発電所269ＭＷ）のインドネシア最大の水力発電設備をもつ第２発電所を設立し、その電力をクアラタンジュンに建設されたアルミ製錬工場（年間225,000t）へ送電するもので、その電力を利用してアルミ地金を生産し、日本へ輸出するものである。
総工事費は、道路、港湾、タウン」などインフラを含め4,110億円で、そのうち電力部門は、1,200億円に達する。1982年1月20日スハルト大統領出席のもとに第１期工事（アルミ製錬所）竣工式が行われ、アルミニウムそ生産を開始した。1983年6月7日には電力部門の竣工式が、ウマル副大統領はじめ、工事関係者により、タンガ発電所に於いて挙行され、この歴史的なアサハンプロジェクト電力部門の竣工をみた。
タンガ取水ダム及び付属構造物はシーハリマオの滝より約300m、シグラグダムの下流約4kmの地点に位置している。取水ダムはアーチ式コンクリートダムで82m、クレスト長122m、体積約55,000m3、天端標高EL508.0であり、インドネシアでははじめてのアーチダムである。

ダムサイト周辺は硬い溶結凝灰岩が露出し、高さ130mに及ぶ急峻な渓谷である。

●環境対策関連

●ダム及び付帯設備諸元

　・ダム　　　堤高　　　　　： ８２m
（４箇所） 堤頂長　　　　： １２２m
　　　　　　　総堤体積　　　： ５5千m3
　・貯水池　　総流域面積　　： km2
　　　　　　　満水位　　　　： EL 506.0 m （利用水深4.0m）
　　　　　　　総湛水面積　　：0.184 km2
　　　　　　　有効貯水容量　： 713千m3
　　　　　　　設計洪水量　　： m3/s (　　　年確率)
　・洪水吐　　　　　　　　　：　ローラーゲート型式×門数３；
　　　　　　　　　　　　　　　　放流能力　；
　・土砂吐　　　　　　　　　：　型式×門数；

●工事進捗状況／写真