2009年10月1日、国際大ダム会議京都大会組織委員会が開催され、2012年の国際大ダム会議第80回年次例会及び第24回大会(以下「国際大ダム会議京都大会」という。)京都開催に向けて、本格的な準備作業がスタートしました。
国際大ダム会議は1928年に創設された民間国際団体(世界90ヶ国が加盟)であり、ダムの構造基準、管理基準等技術面で世界の指導的な役割を果たしてきております。
日本国内においてはダムの開発可能地点は少なくなりつつあり、また、ダム建設に関する社会環境は厳しいものがあります。しかし世界的に見れば、水の世紀の諸問題への対応及び地球温暖化対策の観点から、ダムの建設・管理の重要性が再認識されつつあり、国際大ダム会議の役割への期待も大きくなっております。
こうした中で、年次例会とあわせて、3年に一度あらかじめテーマを設定し集中的に討議を行う大会を京都において開催し、最新の技術・知識を共有する場を提供することは、ダムの建設・管理、環境保全対策において世界をリードする立場に立ちつつある我が国として、国際貢献の良い機会であり、また名誉でもあると考えます。
国際大ダム会議京都大会は、2012年6月2日から8日までの1週間を会期として国立京都国際会館を主会場として開催する予定です。発展途上国を含む90カ国から1200名を超える参加者を迎え、実りある成果を上げるため、“Compact and Fruitful ICOLD 2012 with Warm Hospitality”「簡素で実り多きICOLD 2012年大会をあたたかい心で」を基本として大会の準備・運営に当たる所存です。
国際大ダム会議京都大会の意義をご理解頂き、関係各位のご支援・ご協力をお願い申し上げます。