世界のダム/大洋州のダム
オーストラリアのダム事情
オーストラリア連邦(Australia)
1.面積 769万km2(日本の約20倍、アラスカを除く米とほぼ同じ)
2.人口 約2,063万人(2006年4月)
3.首都 キャンベラ(約32万人)
4.民族・人種 アングロサクソン系等欧州系人が中心
5.言語 英語
6.宗教 キリスト教(カトリック、英国国教会)68%、無宗教15%(2001年国勢調査)
7.国旗 国旗
8.ダムに関する記事 (1) 国土・気候風土の概要

オーストラリア連邦は、オセアニアの国で英連邦の一国であり、世界で6番目に面積の大きい国である。

オーストラリア大陸とタスマニア島及び、その他の小さな島で構成される。オーストラリア大陸は平均高度が340m、2000m以上の地点の面積比が計算上0.0%で、全大陸中最も低い。標高200~500mに相当する面積が42%を占め、オーストラリア大陸は低い大地が一面に広がり、起伏が小さい大陸である。オーストラリア大陸の東側には古期造山帯のグレートディバイディング山脈が延び、最高峰はコジアスコ山 (Kosciuszko)で、標高2228m(オーストラリア政府)、2230m(理科年表2006)である。

東側は温暖湿潤気候、西岸海洋性気候の過ごし易い気候で人口はこの地域に集中し、グレートディバイディング山脈の西側は乾燥したステップ気候の大鑽井盆地(グレートアーテジアン盆地)であるが、井戸を掘れば水が出る。大鑽井盆地より更に西は砂漠が広がる。

大陸の北東部は熱帯雨林気候または熱帯季節風気候に属する。大陸の大半は砂漠とステップ(半乾燥帯)で占められる不毛の地であるが、それでも尚、高山植物から熱帯雨林まで様々な植物の自生地帯が存在する。

(2) ダムの概要

オーストラリア連邦の全ダム数は507ダムである。高さ15m以上のダムは449ダムあり、その55%は高さ30m未満である。また、全ダムの45%はアースダムである。

この国の水力による発電出力は7,660MWである。

この国では1960年から1990年までの30年間に272ダムが竣工しており、1990年以降の建設は51ダムである。

(3) 代表的ダム

最大のダム高さは1979年完成のDARTMOUTHダムで180m、堤頂長670mのロックフィルダムであり、その総貯水容量は40億m3である。なお、このダムは150MWの発電に利用されている。2番目は1983年完成のTHONSONダムで高さ166m、堤頂長590m、総貯水容量11.2億m3のロックフィルダムである。これも8MWの発電に利用されている。

9.JCOLDで紹介したダム  
※本データ及び記事に関しては、以下の資料を引用している。
・外務省ホームページ各国・地域情勢(2006年)
・World Register of Dams 2003
・ウィキペディアフリー百科事典
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