世界のダム/ヨーロッパのダム
ルクセンブルクのダム事情
ルクセンブルク大公国(Grand Duchy of Luxembourg)
1.面積 2,586km2
2.人口 45万5000人(2005年)
3.首都 ルクセンブルク
4.民族・人種
5.言語 ルクセンブルク語、フランス語、ドイツ語
6.宗教 国民の大多数はカトリック
7.国旗 国旗
8.ダムに関する記事 (1) 国土・気候風土の概要

ルクセンブルク大公国は西ヨーロッパの国であり、国土の大部分は丘と低い山地である。首都ルクセンブルクの標高は379mで、最高は北端のクナイフの丘 (560m)である。

気候は西岸海洋性気候に分類される。首都ルクセンブルクの年平均気温は8.6℃で、月別平均気温の最低は1月(0.2℃)、最高は7月(17.2℃)である。年間降水量は847.7mmで、月別降水量の変化は乏しい。降水量の最少は2月 (59.6mm)、最大は11月 (79.3mm)である。どの月においても15日以上は降水がある。相対湿度が最低となるのは4月~6月(73%)、最大は12月 (90%)、年平均値は81%である。

(2) ダムの概要

ルクセンブルク大公国の全ダム数は3ダムである。全ダムが高さ30m以上である。また、ダム型式はロックフィル、重力式、アーチダムが各々1ダムである。

この国の水力による発電出力は1,117MWである。

この国では1960年から1970年までの10年間に3ダムが竣工しており、1970年以降は建設されていない。

(3) 代表的ダム

最大のダム高さは1960年完成のESCH-SUR-SuREダムで49m、堤頂長168mのアーチダムであり、その総貯水容量は62百万m3である。なお、このダムは17MWの発電に利用されている。2番目は1962年完成のMONT ST.NICOLASダムで高さ35m、堤頂長4,600m、総貯水容量720万m3のロックフィルダムである。これも1,096MWの発電に利用されている。

9.JCOLDで紹介したダム  
※本データ及び記事に関しては、以下の資料を引用している。
・外務省ホームページ各国・地域情勢(2006年)
・World Register of Dams 2003
・ウィキペディアフリー百科事典
HOMEに戻る