世界のダム/ヨーロッパのダム
オーストリアのダム事情
オーストリア共和国(Republic of Austria)
1.面積 8.4万km2(北海道とほぼ同じ)
2.人口 約810万人
3.首都 ウィーン(約160万人)
4.民族・人種 主としてゲルマン民族(外国人約75万人、ウィーンには約28万人)
5.言語 ドイツ語
6.宗教 カトリック約78%、プロテスタント約5%
7.国旗 国旗
8.ダムに関する記事 (1) 国土・気候風土の概要

オーストリア共和国の地形は大きくアルプス山脈、パンノニア低地の一部、ウィーン盆地、ボヘミア高地に分けられる。

気候は大きく3つに大別される。東部は大陸的なパンノニア低地気候、アルプス地方は降水量が多く、夏が短く冬が長いアルプス型気候、その他の地域は中部ヨーロッパの過渡的な気候である。

(2) ダムの概要

オーストリア共和国の全ダム数は168ダムである。高さ15m以上のダムは160ダムあり、その49%は高さ30m未満である。また、全ダムの45%は堰(ゲートダム)である。

この国の水力による発電出力は10,575MWである。

この国では1960年から1990年までの30年間に87ダムが竣工しており、1990年以降の竣工は12ダムと少ない。

(3) 代表的ダム

最大のダム高さは1977年完成のKOELNBREINダムで200m、堤頂長626mのアーチダムであり、その総貯水容量は205百万m3である。なお、このダムは120MWの発電に利用されている。2番目は1986年完成のZILLERGRUENDLダムで高さ186m、堤頂長506m、総貯水容量89.5百万m3のアーチダムである。これも360MWの発電に利用されている。

9.JCOLDで紹介したダム  
※本データ及び記事に関しては、以下の資料を引用している。
・外務省ホームページ各国・地域情勢(2006年)
・World Register of Dams 2003
・ウィキペディアフリー百科事典
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