1.設立目的
国際大ダム会議(1928年創立、世界85カ国参加、本部フランス、パリ)の基準で高さ15m以上のダムを大ダムと定義しているため、当会の名称も大ダム会議となっているが、現在の日本の一般通念では15m以上の堰をダムと呼んでいるので、当会の活動対象は全てのダムであるということが出来る。当会ではダムとその関連施設の設計、施工、保守および運用に付き、その安全性、合理性、経済性などに付き調査・研究して、わが国のダム技術の向上に寄与することを目的としている。
また、近年ではダム開発と環境との調和、環境影響の緩和の方法についても調査研究し、持続可能なダム開発が可能となるよう努力している。
また、国際大ダム会議のメンバー国として、同会議の各種技術委員会に委員を派遣して技術の国際交流を積極的に推進している。
2.日本大ダム会議の沿革
1931年(昭和6年)に創立3年目の国際大ダム会議に同会議日本国内委員会として加盟。
1944年から1951年の間は第2次世界大戦および戦後の混乱期のためICOLDを退会。
1953年3月JANCOLDとして再加入。
1962年(昭和37年)9月13日社団法人日本大ダム会議が通商産業大臣と建設大臣の共管の下に新しく設立許可された。また、2012年1月に社団法人日本大ダム会議から一般社団法人日本大ダム会議へ移行した。