世界のダム/中南米のダム
ブラジルのダム事情
ブラジル連邦共和国(Federative Republic of Brazil)
1.面積 851万km2(日本の22.5倍)
2.人口 約18,352万人(2005年地理統計院推定)
3.首都 ブラジリア
4.民族・人種 欧州系(55%)、混血(38%)、その他(アフリカ系東洋系等)
5.言語 ポルトガル語
6.宗教 カトリック教徒約90%
7.国旗 国旗
8.ダムに関する記事 (1) 国土・気候風土の概要

ブラジル連邦共和国は南米大陸で最大の面積を有する国である。国土は、流域を含めると400万k㎡にも及ぶアマゾン川と、その南に広がるブラジル高原に別けられる。最高峰はベネズエラとの国境近く、北部ギアナ高地にあるピコ・ダ・ネブリナ山で、標高3,014mである。

また、日本に対して地球の正反対に位置し、季節は日本とは正反対になる。国土の90%は熱帯地域に属し、気候は熱帯性気候、亜熱帯性気候、半砂漠型乾燥気候、高地の亜熱帯性気候、温帯性気候に分類できる。平均気温は、アマゾン地域:22~26℃、大西洋沿岸地域:23~27℃、内陸部高原地域:18~21℃である。

(2) ダムの概要

ブラジル連邦共和国の全ダム数は635ダムである。高さ15m以上のダムは627ダムあり、その61%は高さ30m未満である。また、全ダムの68%はアースダムである。

この国の水力による発電出力は80,934MWである。

この国では1960年から1990年までの30年間に259ダムが竣工しており、その後2010年までの20年間に78ダムが竣工または竣工予定である。

(3) 代表的ダム

最大のダム高さは2005年完成のIRAPEダムで205mのアース・ロックフィルの複合ダムであり、その総貯水容量は59.64億m3である。なお、このダムは360MWの発電に利用されている。2番目も2005年完成のCAMPOS NOVOSダムで高さ196m、総貯水容量16.5億m3のロックフィルダムである。これも880MWの発電に利用されている。

9.JCOLDで紹介したダム  
※本データ及び記事に関しては、以下の資料を引用している。
・外務省ホームページ各国・地域情勢(2006年)
・World Register of Dams 2003
・ウィキペディアフリー百科事典
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