インドネシア共和国 コタパンジャン水力発電所
目的/ダムタイプ |
発電(P)/重力式コンクリート |
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堤高/堤頂長/堤体積 |
58m/257.5m/330千m3 |
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総貯水容量/総湛水面積 |
1,545百万m3/11万4千kW(38MWx3台) |
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事業主体 |
インドネシア電力公社(PLN) |
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完成 |
1998年11月 |
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関連 |
本体 |
土木 |
HAZAMA-BRANTAS JO(日本/Local) |
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鉄構・鉄管 |
SUMITOMO(日本) |
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電気 |
KVAERNER(タービン工事/イギリス)、ELIN(発電機工事/オーストラリア) |
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コンサルタント |
東電設計㈱ |
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資金リソース |
円借款 |
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●計画概要 コタパンジャン水力発電所は、インドネシア共和国西スマトラ州及びリアウ州における広域電源供給のために11万4千kWのダム貯水池式水力発電所である。主な供給地はブキティンギ、パダン及びパカンバルである。 本計画に関して、インドネシア電力公社(PLN)の要請により、1971年~1980年にかけて当プロジェクトのファインディングを実施した。その後、インドネシア政府は日本政府に対しF/Sの技術協力を要請し、日本政府はこれを国際協力事業団(JICA)に委託し、1982年1月~1984年3月にF/Sを実施した。引き続き、海外経済協力基金(OECF)の円借款協定により1987年2月~1988年8月にかけて詳細設計業務、1991年6月施工監理業務の契約調印がなされた。
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●環境対策関連 ダム完成により出現する貯水池の湛水面積は124km2の規模となり、水没家屋4,886戸の住民に影響を及ぼすことになるため、インドネシア政府指導の下、1995年末で約76%の住民の移住が終わり、1996年2月に全住民の移住が完了した。また、水没地域内の38頭の像は、自然保護の観点からこれらを捕獲して保護地区に移住させた。 一方、カンパールカナン川の湛水池終端付近のムアラタクスには、重要文化遺産の仏教遺跡があるため、貯水池の満水位を遺跡の敷地より低く設定することにより文化遺産の保存に留意を払っている。
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●ダム及び付帯設備諸元 ・発電所 最大出力 :11万4千kW(3万8千*3台) |
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●工事進捗状況/写真
コタンパジャンダム 発電所
貯水池
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