世界のダム/ヨーロッパのダム
ロシアのダム事情
ロシア連邦(Russian Federation)
1.面積 約1,707万km2(日本の60倍、米国の2倍近く)
(参考:ソ連: 約2,240万km2
2.人口 1億4,350万人(2005年1月現在)
(参考:ソ連: 2億8,862万4千人/1990年1月1日)
3.首都 モスクワ
4.民族・人種 ロシア人が総人口の79.8%と圧倒的多数を占め、残りを多くの少数民族が占める多民族国家
(ロシア人に次ぐのはタタール人で3.8%、次いでウクライナ人2.0%、バシキル人1.1%、チュバシ人1.1%等)
5.言語 100以上の言語があるが、ロシア語が公用語。
6.宗教 ロシア正教が最も優勢であるが、多民族国家を反映してイスラム教、仏教、ユダヤ教等多数の宗教が混在。
7.国旗 国旗
8.ダムに関する記事 (1) 国土・気候風土の概要

ロシア連邦は、ヨーロッパとアジアにまたがり、ユーラシア大陸北部のバルト海沿岸から太平洋まで東西に伸びる世界最大の面積を有する国である。ヨーロッパ部とアジア部(シベリア)の大部分は広大な平原で、南部のステップを除くとツンドラ地帯が広がる。黒海とカスピ海の間の南の国境にはヨーロッパ最高峰のエルブルス山を含むカフカス山脈があり、ヨーロッパとロシアの境界にはウラル山脈がある。ロシア領内の主要な川にはヨーロッパ部のドン川、ヴォルガ川等、アジア部のオビ川、エニセイ川等の大河がある。また、バイカル湖は世界一古く水深の深い湖として有名な古代湖である。

冬期は北極寒波の影響が強いため厳寒であり、氷点下を下回る日が長く続く。

(2) ダムの概要

ロシア連邦の全ダム数は91ダムである。全ダムが高さ15m以上であり、その34%は高さ30m未満である。また、全ダムの46%はアースダムである。

この国の水力による発電出力は32,045MWである。

この国では1960年から1990年までの30年間に37ダムが竣工しており、1990年以降の竣工は2ダムと少ない。

(3) 代表的ダム

最大のダム高さは1990年完成のSAYANO-SHUSHENSKAYAダムで242m、堤頂長1,074mのアーチ・重力式の複合ダムであり、その総貯水容量は313億m3である。なお、このダムは6,400MWの発電に利用されている。2番目は1978年完成のCHIRKEYダムで高さ233m、堤頂長333m、総貯水容量27.8億m3のアーチダムである。

9.JCOLDで紹介したダム  
※本データ及び記事に関しては、以下の資料を引用している。
・外務省ホームページ各国・地域情勢(2006年)
・World Register of Dams 2003
・ウィキペディアフリー百科事典
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