世界のダム/中南米のダム
メキシコのダム事情
メキシコ合衆国(United Mexican States)
1.面積 1億310万人(2005年10月メキシコ国立統計地理情報院)
2.人口 197万平方キロ(日本の5.3倍)
3.首都 メキシコ・シティー
4.民族・人種 ヨーロッパ系(スペイン系等)(15%)、ヨーロッパ系と先住民の混血(60%)、先住民(25%)
5.言語 スペイン語
6.宗教 カトリック(国民の約9割)
7.国旗 国旗
8.ダムに関する記事 (1) 国土・気候風土の概要

メキシコ合衆国は中南米の国で、西は太平洋、東はメキシコ湾とカリブ海に面する。メキシコは高原の国であり、北部は平均1,000m、中央部は2,000m前後であり、標高5,000m以上の火山も多い。メキシコ最高峰はピコ・デ・オリサバ山(シトラルテペトル山、5,689mもしくは5,610m)である。最長の河川はリオ・ブラボ・デル・ノルテ川(リオ・グランデ川)で、3,057kmのうち2,100kmがアメリカ合衆国との国境を流れる。最大の湖はチャパラ湖(1,680km2)である。

気候は全体的には温暖な乾燥気候であるが、地域により大きく異なり、年平均降水量が100mm以下の地域や5,000mm以上の地域がある。首都メキシコシティ(標高は2,268m)は高山気候であり、平均気温は13.7℃(1月)、16.5℃(7月)、年平均降水量は1,266mmである。

(2) ダムの概要

メキシコ合衆国の全ダム数は536ダムである。高さ15m以上のダムは446ダムあり、その55%は高さ30m未満である。また、全ダムの65%はアースダムである。

この国の水力による発電出力は8,524MWである。

この国では1960年から1990年までの30年間に343ダムが竣工しており、1990年以降の竣工は21ダムと少ない。

(3) 代表的ダム

最大のダム高さは1980年完成のMANUEL M.TORRESダムで261m、堤頂長485mのアースダムであり、その総貯水容量は16.13億m3である。なお、このダムは1,500MWの発電に利用されている。2番目は1946年完成のALVARO OBREGONダムで高さ260m、堤頂長88m、総貯水容量13百万m3の重力式ダムである。

9.JCOLDで紹介したダム  
※本データ及び記事に関しては、以下の資料を引用している。
・外務省ホームページ各国・地域情勢(2006年)
・World Register of Dams 2003
・ウィキペディアフリー百科事典
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