世界のダム/アフリカのダム
レソトのダム事情
レソト王国(Kingdom of Lesotho)
1.面積 3.0万km2(我が国の九州の約0.7倍)
2.人口 180万人(2005年:世銀) 人口増加率-0.2%(2005年:世銀)
3.首都 マセル(Maseru)
4.民族・人種 バソト族
5.言語 英語(公用語)、ソト語
6.宗教 大部分がキリスト教
7.国旗 国旗
8.ダムに関する記事 (1) 国土・気候風土の概要

レソト王国は、アフリカ南端部に位置する内陸国で、全土がドラケンスバーグ山脈の山中に位置するため平地がなく、全土の標高は1400mを超える。最高峰は、タバナントレニャナ山(標高3482m)で、アフリカ大陸南部の最高峰でもある。主要河川は、南アフリカ共和国との国境付近に源流があり、国土を縦断した後、大西洋に注ぐオレンジ川である。

全土が温暖湿潤気候と西岸海洋性気候であり、雨季は存在しないが10月から4月にかけての夏季に降雨が多く、冬季は乾燥している。降水量は700mm程度である。

(2) ダムの概要

レソト王国の全ダム数は9ダムである。全ダムが高さ15m以上であり、その内5ダムは高さ30m未満である。また、全ダムの内、5ダムはアースダムである。

この国の水力による発電出力は72MWである。

この国では1980年から2010年までの30年間に5ダムが竣工または竣工予定である。

(3) 代表的ダム

最大のダム高さは1998年完成のKATSEダムで185m、堤頂長710mのアーチダムであり、その総貯水容量は19.5億m3である。なお、このダムは72MWの発電に利用されている。2番目は2002年完成のMOHALEダムで高さ145m、堤頂長620m、総貯水容量947百万m3のロックフィルダムである。

9.JCOLDで紹介したダム  
※本データ及び記事に関しては、以下の資料を引用している。
・外務省ホームページ各国・地域情勢(2006年)
・World Register of Dams 2003
・ウィキペディアフリー百科事典
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